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☆成長過程にはいろいろあります☆

1年間のまとめの学期に入りました。

クラスのメンバーとも気心の知れた間柄となり、比較的落ち着いて過ごせる3学期です。

しかし、就学・進級を目前に、この時期は子ども達にとって目には見えない不安やストレスになっている場合も少なくありません。

幼少時期は、頭の中で悩んで考え込むといった能力がまだ完全に発達していないため、指しゃぶり・爪かみ・チック・どもり等の症状として直接身体に表れることがあります。成長過程の一つとして受け止めて見守っていきましょう。

 

指しゃぶりや爪かみは、叱る等の指摘はせず「今どんな心境なのかな」と子どもの気持ちに寄り添う関わりが必要です。

それらの行為が自然と別の行動に移せるように好きな遊びや一緒にできるお手伝いに誘ったりしてみましょう。

 

吃音の症状については、 最初の音や音節を繰り返したり、子音を伸ばしたりしてスムーズに言葉を発することができない状態「繰り返し」「引き延ばし」「出にくさ」の3つがあります。

吃音についても指摘をしたり、言い直させたりせずに最後まで話をしっかり聞いてあげることが大切です。

自分でもすんなり言葉が出て来ないもどかしさがあるので、話すことに自信がなくならないように、いつも通り接しましょう。

 

チックに関しては、乳幼児期から児童期の心と体の成長、発達の過程によく見られます。

本人の意思とは全く関係なく首や体、顔の一部分などの筋肉が勝手に動いてしまう症状です。

声が出てしまう音声チック等もあり、出方には個人によって色々なケースがあります。

いずれも、症状や期間は個人差がありますが、2~7歳ごろに現れ、 症状は常に変動しますので些細な変化で一喜一憂せずに長い目で見守っていくと良いでしょう。

祖父祖母、兄妹にも同様な関わり方を共通理解をしてもらうように話をしておくと良いと思います。

 

親としてできることは、本人に何か負担となっているものはないか、肉体的、精神的にもゆっくり休める時間や空間はあるかなど、元気に明るい生活が送れるように配慮し見守ることが大切です。

この記事を書いた人

園長先生
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