ブログ・お知らせ
☆かみつき②☆
〇かまれた時の応急手当て
口内の中には雑菌がいるので、患部を流水で良く洗ってから氷のうや保冷材で15分程度冷やします。傷口によっては絆創膏で手当をします。
〇こんな時はどうする❓
友だちにかみついたあと、「しまった!」と感じて、すぐに口を離したけれど気持ちの持って行き場がなく、自分の腕をかんでしまうことがあります。
なんとも健気な子どもの姿です。
こんな時は、「痛かったね」「大丈夫だよ」と声をかけながら穏やかにやさしく抱っこして安心をさせましょう。
あなたは悪い子ではないよ、そんなメッセージを伝えられると良いですね。
〇心のケア💖
嚙んでしまった子には、その都度いけない行為だと伝えていきますが、必ずその子なりの理由があります。
頭ごなしに『噛んじゃダメ!』と𠮟ることは逆効果。
「おもちゃ取られたくなかったね」と気持ちを推察して寄り添いながら「そんな時は『いや』と言おうね。」と適切な表現方法を伝えていきましょう。
また、噛まずに対応できた時は、その場面を見逃さずに「ガブしないで、がんばったね」と、そのことを伝えていきましょう。
PSメッセージ
園では、極力かみつきを避けるため、日常保育の中で何が大切なのかを職員間で話し合っています。
かみつきが起きる時は、一瞬の出来事なので防げない時も勿論あります。
どんな時にかみつくか、落ち着いている時はどんな時なのかを話し合いながら臨機応変に保育しています。
また、どうしても起きてしまった時にはどのように対応するか。保護者の方にどのように伝えるか。
起こってしまったときの背景、年齢的な自然な行為ということの理解を求めながら伝えなければ
「うちの子が狙われている。」や「先生たちしっかり見てててほしい。」など誤解を招いてしまいます。
いつの時代も保育者あるあるですが「かみつき」を保護者の方にどう伝えるかが常に問題になっています。
それも園によって様々です。
①かまれた子の保護者には伝え、かんでしまった子の保護者には伝えない。(園で起きたことなので園の責任という理由)
②両者の家庭にその都度伝える
③傷跡がついてしまったら伝える。(両者に伝える)
④かみつきが続くようであれば家での様子も聞きたいので伝える。
⑤その都度伝えてほしいと保護者の要望によって様々な対応。
対応の仕方は、まだまだ他にもありそうですが、
例えば・・・。
毎日のように誰でも構わずかみ癖が強い子がいるとしましょう。長時間、集団保育をしていると1日のうちに何度かそのような場面があります。
今日は数人に噛んでしまった。なんてことがあるとしましょう。
毎日、お迎えのたびに担任から「今日もお友達をかんでしまって・・・」と報告を受けたらどんな思いをするでしょう。
伝える側も申し訳ないという気持ちになり、伝えられる側も「あ~、またですか😢」とそれこそママが登園拒否になってしまいそうで辛くなってきますよね。
保育者も楽しく保育したいのにかみつきを防ぐことだけに神経がいってしまいます😢・・・・。という話もよく聞く話です。
正直、当園の対応は特にこれ。とは決まっておりませんが、初めて園でお友達に口が出てしまった時は、その日に保護者の方に経緯とその時の対応等を伝えるようにしています。それ以降は、④、場合によっては②の対応。「かんでしまった相手の子を教えてください。」と聞かれたらお伝えしています。一方、「かんだ子の名前を教えて下さい。」と聞かれる場合もありますが、そういう時は心苦しい中、お伝えしていますが、誰がというよりも発達過程の中で起こってしまうかみつきで、関わりたいがために起こってしまったことを説明し、「防ぐことができずに申し分けありません。」と謝罪をしております。
家庭の兄弟間で起こりうることは長時間一緒に過ごしている友達に対してももちろん起こります。
成長過程にある自然な行為であり、一過性のものである。というご理解を賜りたく長々とお伝えさせていただきました。
相手は、共に育ってきた(いく)幼馴染の間柄。どうか温かい目で子どもの育ちを見守っていただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。