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☆かみつき①☆

  かみつきはどんなときに

 

0・1・2歳 子どものかみつき

0・1・2歳児クラスでは頻繁に起こる子どもの「かみつき」。

この年齢に噛みつきが多い背景や起きてしまった時の園での対応をお知らせします。

では、どんな時に噛みついてしまうのか、発達や関わりについて年齢ごとにお知らせします。

 

 

0歳児のかみつき 開いた口に指を入れたくなる、穴が開いていたり、隙間があったり、

興味を持ったスペースに指を入れたくなる時期です。もちろん、噛んだ方にも噛まれた方にも意図はありません。

この時期の自然な行為なので、近くで見守り未然に防ぐように気を付けます。

また、1歳近くなると歯が生え始め、口の中がむずかゆくなってきます。

おもちゃを噛むことも多くなり、同じような感覚で他の子をかんでしまうことも時としてあります。

 

1歳児のかみつき 「いや」「こまる」「だめ」といった感情が育ってくる一方、

言葉が追いつかず、その代わりの感情表現としての噛みつきが増えてくる時期です。

かみつくことで解決しようとしています。

「ここは僕の居場所」「これは私のおもちゃ」など意志が強くなり、防衛心からかみついてしまうことも・・・。

他者の気持ちに気づくのはもう少し後なので、他の子が隣に来ただけで自分の場所を取られる気がしてかんでしまうこともあります。

また、特定の子だけにかんでしまう行為の裏には、その子の存在が気になり憧れの気持ちだったり、

同じものを使ってみたいという興味だったり「関わりたい」という気持ちの表れです。

保育の中でも十分に注意して見守りますが、あまりにも続くようであればしばらくの間、2人の距離を少し離すように対応していきます。

  

2歳児のかみつき かみつきは、悪いこととわかってきているものの感情のコントロールと言葉の発達が

まだまだ追いつかず、かみついてしまうことがあります。

子ども同士の関りが多くなればなるほど、互いの思いが交差し、

イライラしたり、葛藤したりする場面も同時に増えてきます。友達におもちゃを取られてしまった、

ママにもっと甘えたい等「嫌なこと」や「してもらいたいこと」が積み重なり、ストレスがたまってくると行ってしまう場合もあります。

「貸して」「ちょうだい」など自分の意志を言葉で表現できるようになるとぐっと減少してきますので、それまでは温かく見守って対応していきます。

 

また、言葉の発達とともに友達同士でトラブルを解決する姿も少しずつ見られてきます。

保育者は、双方の気持ちを代弁し「一緒に遊びたいの、いいかな?」「ダメって言われて悲しくなっちゃった」などとその子に代わって言葉で表現して伝えます。

かみつきは気になる行為ですが、かみつきそのものを心配するよりも「かみつかずにはいられない気持ち」になるのはなぜなのか?

見えない心の中に注目してみることが大切です。かまずに済むように気持ちを入れ替えたり、落ち着いた空間に移動したりと対応策が見えてきます。

 

日頃、子ども同士の関わりを観察し、一カ所で遊ぶ人数を調整するなど、じっくり一人遊びができるように設定することで子どもの様子を見ながら未然に防ぐように務めていきます。

乳児の噛みつきについては、決して「きらいだから」ではなく、悪気がない発達の過程で起こる一過性のものとご理解していただければと思います。

個人差はありますが、3歳前後になると徐々に減ってきます。

 

 

 

 

 

 

この記事を書いた人

園長先生
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