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☆家庭教育☆

「家庭教育」についてお話しをさせていただきます。

家庭教育とは、家庭生活の中で「おはよう」「ただいま」「おやすみ」の挨拶や「ありがとう」のお礼の言葉、食事中のルールや排泄の始末、歯磨き、洋服の着脱・畳む、ゴミはごみ箱へ捨てるなど、生活に必要なことを育む教育の出発点と言われています。

お子さんの発達に応じて、こちらがお手伝いや励ましの言葉をかけながら行っていく、一般的にこの教育を「躾(しつけ)」と言います。これらの家庭教育は「生きていく力」を育んでいく初期教育です。

それと同様に大切な家庭教育の役割があります。

それは、「優しさ」や「思いやり」、「感謝」を感じられる空気作りです。夫婦の会話や子どもとの会話、大人の表情や態度から温かみや居心地の良い雰囲気が作られているか?形のない、目に見えない精神的な教育です。

夫婦や家族間で共通理解や多少の忍耐がないと大変難しいことですが、それが家庭教育の占める割合が大きくあってほしいと願っているところです。

一日のうち、一緒にいる時間がたとえ短くても、「あれして、これして、はやくして」と大人本位の命令形での関りではなく、丁寧な関わりを心がけ、温かみや優しさが感じられる空気作りができているか?

大半の子育て家庭が、そんなきれいごとを・・・。と思うかもしれません。親だって感情を伴った人間です。私自身の子育て時期を振り返ってみても、働き盛りで家事育児共にワンオペ傾向、体調が悪くても全て待ったなし!それが現状でした。実際、子育てと仕事、家事の両立なんてものは、できるはずもなく、スーパーのお惣菜に助けられたり、洗濯物を畳むことや皿洗いは後回し等、多くのことを割り切ってやり過ごしていました。唯一、寝る前の読み聞かせが親子のホッとできる時間。ひとり1冊好きな本を選び、順番に3冊の絵本を読み聞かせることが精一杯でした。3冊目となると眠さと闘いながら読むのですが、いつのまにか文章と違う言葉を口走り、子ども達に「ママ違うよ。」と夢の中から引き戻されたり、気が付いた時にはタオルを頭に巻いたまま朝を迎え、頭が爆発していることも度々・・・。自身の子育てを振り返ってもドタバタ劇場みたいな毎日でした。

今となっては、あのかわいい盛りの時期に「積極的に有給を使って一緒にいる時間を持てばよかった」「色々な体験をもっと親子で共有すれば良かった。」「子ども達から沢山話を聞いてあげればよかった。」などと思うことがたくさんあります。

幸いにもそのことに気づけ、育て直しのつもりで、家族で過ごす時間を増やしたり、自然の中で思いっきり遊んだり・・・。後々ですが、子ども達と向き合う時間を意識的に作ってきました。家の空気作りは現在進行形であります。「親しき中にも礼儀あり」をモットーに尊重し合い、助け合い、互いに気持ちよく生活できるよう、「会話の在り方や態度にプラス思いやりを添えてね」と家族に共通理解をひたすら求めている感じです。(笑)

家族一人ひとりのほんの少しの心くばりで家の中の雰囲気や居心地が最良の状態にもなるし、最悪の状態にも作り上げられてしまうことを日常体験から感じとってもらえたら母として本望です。

この記事を書いた人

園長先生
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