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麦に想う

当園理事長の髙橋正光は、理事長としての職務に加え、長年にわたり地域活動にも携わってきました。平成18年に「立川市西砂川松明伝承保存会」を発足し、代表として保存会の運営に関わり、地域の子どもたちと共に麦の栽培や松明づくりなど、伝統文化の保存・伝承に取り組んでいます。

立川市西砂川地域に古くから伝わる「松明(たいまつ)」の文化・行事を後世に伝えることを目的に、継続した取り組みを行っています。

「松明」は歴史的・民俗的に貴重な伝統行事であり、立川市では保存・伝承していくべき無形の民俗文化財として認められ「立川市西砂川松明伝承保存会」を文化財保存補助対象団体に認定されました。地域の伝統行事である「松明回し」や関連する文化を守り伝えるとともに、平成27年から松中小学校・西砂小学校の「市民科」の授業に本格的に関わり、地域の方々と連携しながら、麦の栽培・収穫・松明づくりなどの活動を行っています。こうした取り組みを通して、子どもたちが地域への理解を深め、人とのつながりを育む学びが広がっています。
市民科の授業では、毎年5年生が10月に麦の種をまき、翌年6月には6年生となった児童たちが、自分たちでまいた麦の麦刈りを行い、その後の松明づくりへと学びをつないでいます。そこで当園でも、開園以来、1月の行事として園児たちが「麦踏み」に取り組んでいます。

麦踏みとは、畑の土に立った霜柱を踏むことで、麦の根をしっかりと土に定着させるための大切な農作業です。

今年は、0歳児から5歳児までの全園児で行いました。当日の子ども達の様子につきましては、担任からのブログをご覧ください。

 

今回は、理事長先生が保存会を発足された当時、麦に込めた思いをしたためた詩をご紹介いたします。

 

麦に想う

               

麦よ おまえは何故だ あらゆるものが春なのに

おまえはあえて枯葉舞うこの季節に青い芽を出し

厳しい冬の寒さに耐えなければならないのだ

冬の大地の冷たさは誰よりもおまえが一番

わかっているのに 暖かくなるまで静かに

眠っていればいいではないか

 

霜柱立つきさらぎに 土かけられて踏みつけられ

挫けてしまいそうな時もあったろうに

 

しかしおまえは逆境になればなるほど

持ち前の生命力で逞しく大地に根を張り

その長さは地上に出た茎ほどになる事も私は知っている

 

おまえの生きざまはまるで豊かさに慣れ親しんだ

人間どもの生き方を戒めているかのように

やがておまえはそれまでの未完の青から耐え忍び

努力の証である黄金の色に身を変える

 

しかしおまえは実る頭で自身を誇る訳でもなく

謙虚なまでに大地へ垂らす それまでの恵みに感謝して

いるがごとく そんなおまえに私は脱帽だ  

 

詩 髙橋 正光

 

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