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♡ハグの効果♡

家族の前だと安心してわがままを言ったり、わざとマイナス行動をして困らせたりします。

そんな時期のお子さんを相手に関わり方について悩んでいる親御さんは大勢います。

身体の成長と共に抱っこやおんぶ、スキンシップも徐々に減ると共に心の成長も重なり、自分の思いを通そうとする気持ちも強くなります。

一方、自分の気持ちをうまく言語表現できず、ただただ人肌恋しく甘えたい気持ちが爆発することもあります。

言葉でいろいろと注意をすることよりも、何も言わずに「おいで♡」としばらく優しくハグをするだけで不思議と情緒は落ち着いてくるものです。

親子で愛情を充電し合えると互いに安心感や勇気、頑張る力も湧いてきます。

イヤイヤ期や口答え、わがままを言われて「なんで! どうして!」と子育て中は何度も悩むものですが、山あり谷ありを経て、親も一緒に成長させてもらっているんですね。

ハグには下記のような沢山の良い効果があると言われています。

♡ 抱きしめることで「愛情」が芽生える

♡ 「情緒」が安定する

♡ 抱きしめられることで「愛情を確認」できる

♡ 安心感から「自立する力」が養う

♡ たくさん抱きしめられた子どもは「ストレスに強く」なる

♡ 抱きしめることで「自己肯定感」が生まれる

保育現場では、不安を感じたときや、嬉しい気持ちを共有したいとき、トラブルで気持ちが揺れたときなどに、ぎゅっと抱きしめたり、そっと手を握ったりすることで心の安定を促しています。

子どもたちの気持ちを受けとめ、「今、この子にとって何が必要か?」を考えながら、無理のない形でスキンシップを行っています。もちろん、その時の様子や性格に合わせて、無理に抱っこすることはありません。保育者の安心させたい気持ちと子どもの受け取り方のバランスを大切に関わっています。

私自身も振り返ってみると、子どもが小さかった頃、「ママ〜!」と飛び込んできて、ぎゅっと抱きしめる時間が日常の中にたくさんありました。泣いたときも、笑ったときも、眠る前も、怒ってしまったあとも――。
どんな場面でも、ハグは言葉以上に気持ちを伝えてくれる、大切なコミュニケーションでした。けれど、子どもが成長するにつれ、気づけば「ぎゅってするの、ちょっと恥ずかしい」と言うようになりました。

だからこそ思うのです。

「ハグができる時間は、思っている以上に短い」
忙しい毎日の中でも、子どもがぎゅっと抱きついてくるその瞬間を大切にして、今だけの、あたたかいぬくもりを、どうか心に焼きつけておいてほしいのです。あっという間の毎日が、実はかけがえのない宝物であったということは、子育てから20年以上経ち、切に思うことです。

 

この記事を書いた人

園長先生
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