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麦踏み
2月16日に今年初の畑行事「麦踏み」がありました。
きらり保育園(4・5歳児)立川ひかり保育園(5歳児)松中小学校(5年生)が合同で行いまた。
さて、皆さんは「麦踏み」をご存知ですか?
行事の前には子ども達に必ず作物の説明やなぜこのような作業をするかを説明しますが、麦踏みに関しては少し難しいため理解できた子は少なかったと思います。
それでも子ども達は、「ここに植えてある麦には命がありますか?」との質問に元気に「ある~!」「いきています」と答えていました。
では、今日は「麦さん・・・」と呼びましょう!とみんなで決め、始める前には麦さんに「宜しくお願いします。」と畑に向かって挨拶をしました。
みんなが踏んでくれると「きもちがいいな~」って言ってるよ。というと自然と嬉しそうな表情でやさしく麦を踏んでくれていた姿が印象的です。
5年生は、その他に土をかけたり肥料をあげたりする作業も手際よく行い、そんな姿を見て「すごいね~」と尊敬のまなざしで見とれていた園児さん達でした。
この畑の麦は松中小、西砂小の5年生によって麦蒔きが行われ、6年生が麦刈りに携わり、松明伝承保存会の皆さんに脱穀され、うどん作りで使用される粉になり、地域の松明祭り・当園のおもしろ子ども縁日の松明に姿を変え、松明は「立川市無形民俗文化財」にも指定されています。
地域の皆さんで育てている麦畑です。黄金色の麦になるまで成長を見守っていきたいと思います。
冬の時期、麦の苗の部分を踏むことによって茎が折れ曲がったり、傷がついたりして水分を吸い上げる力が弱まり、麦の内部の水分量が少なくなるため、寒さや乾燥に強くなります。
また、霜柱が土を持ち上げて根を傷めることを防ぐ効果もあります。足で踏むことで浮き上がった土を押さえ、しっかり土に根を張らせ、まっすぐ伸びる丈夫な麦に育てることができます。
このようなことから昔から農家の人々はこの時期になると家族総出で麦踏みを行っていました。