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今年もよろしくお願いします

今年も張り切ってまいりましょう!
2018年がスタートして1カ月が経ちました。
相変わらず子ども達は、元気いっぱい笑顔いっぱい!!
子ども達や職員の楽しそうな笑い声が、事務所まで聞こえ、癒しのひと時です。
さて、今年はどんな年になるでしょう。
超少子高齢化時代に待ったなしの中、働き手が減少し「無人コンビニ」や「ロボットの受付」「働き方改革」「外国人労働者」などの言葉を耳にするようになってきました。世の中では天皇の退位が決まり、平成31年4月には「平成」の時代が終了します。時代は確実に進み変動しています。
保育業界におかれましても「保育所保育指針」が平成2年、平成12年、平成20年の改訂を経て、昨年3月に4度目の改定が行われ、今年4月より適用となります。これまでの改定で保育所の役割や機能が広く社会的に重要なものとして位置づけられ認められ、それに伴い保育所の役割や責任が大きくなってきました。今回4度目の改定の背景には、これからのAI(人工知能)時代を視野に「共に生きていく・・共存」していく発想を持てる人間を育てる意味合いも含まれているようにも思いました。
子どもの教育はできるだけ早くから開始する方が効果が大きい。ここでいう教育とは読み書きそろばんといった学習面の事ではなく「豊かな好奇心、集中できる力、我慢できる力、自信を持つ、協調性、計画性などの個人の特性(非認知的能力)を乳幼児期にこの力を伸ばす」というものになっています。だからといって、我慢や集中させる練習をすればいいのか・・という事ではなく、0歳児から無条件に愛される体験や「愛着行動」「基本的信頼関係」「自己肯定感」の育ちを意識した保育を展開し、そのやり取りの繰り返しの中で「他者への信頼」「ありのままで愛されている」感覚を得ていく体験を通し、自然と情動コントロールが身についてくるのだと考えられています。
 小学校でも2018年度から道徳の授業が「特別の教科」となり、いじめの問題について考えたり、物事の良い悪いを判断するために必要な「自分で考える力」を育てたりします。大学入試でもIQよりもこの非認知能力が社会的成功に結びやすいとされ2020年からの大学入試もこの非認知能力を評価の対象とすることが決まっています。
ご家庭の子育てにおかれましても、お子さんが興味を持ったものに関心を持ち、一緒に図鑑で調べたり、実際に見たり、試したりして「わかった!!」までの過程を一緒に楽しんでいただけると良いと思います。答えを言葉にして教えるのは簡単ですが、時間をかけてでも「自分の力で知る楽しさ」も教えてあげたいですね。
また、1日1冊の絵本の読み聞かせはお勧めです。泣いた赤鬼の気持ちや雪の中ずっと立っているお地蔵さんに自分の頭巾をかぶせてあげたおじいさんの気持ち、青柿を投げられたカニの気持ちなどを親子一緒に考えられる大切な時間となります。他者に思いを馳せる感性としての優しさが育まれるように大人が意識的に育てることが今求められています。

この記事を書いた人

園長先生
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