Loading...

ブログ・お知らせ

NEWS

☆一心不乱に子育て☆

当園の職員用駐輪所に毎年ツバメがやってきます。

雨風が防げる屋根やカラスや猫の外敵から死角となる絶好の場所で、ツバメ視点で設計されたかのような安全安心の高級巣作り地となっております。

毎年、同じツバメなのか連れが違っているのか、はたまた全く関係のないカップルなのかは知れませんが、毎年2回やってきて、巣を作り、産卵と子育てを行なっていきます。

今年のつばめ夫婦は、これまでにない巣の大きさと椀型の繊細なカーブ、巣作りに使う材料もいつもと何かが違うように見え、つばめによっても能力なのか性格なのかはわかりませんが、見事な出来栄えでした。

しばらくすると、産卵し誕生した雛に親(雄雌)が交互に餌やりをするにぎやかな光景が見られます。1日に100回以上のペースで餌やりをするそうで、つばめ夫婦が協力して一心不乱に子育てしている様子に乳幼児期の子育てはどこの世界も大変なのだと頭が下がります。普段はピクリとも動かない静かな雛たちは、エサがやってくる時だけピーピーピーピーと全力で大きな口を開けています。

今年は4羽の雛が孵り、日に日に身体も大きくなり、大きめに作られた巣もきつくなってきた頃、ある月曜日の朝に1羽が転落して亡くなっていました。

その後、段ボールをクッション代わりにと職員が工夫して設置してくれましたが、続けて落下。命はとりとめ巣に戻しますが、繰り返し落下・・・とうとうお亡くなりになりました。どうやら落下する理由は色々あるようで、弱い雛を親鳥が巣から落とすことや餌が少ない時に兄弟が間引きのために落とすなど。いずれにしても弱肉強食の自然界は厳しいです。

無事に成長を遂げた雛2羽を連れ、更に厳しい長い旅路に出ました。心の底からお気を付けて行ってらっしゃい。

この記事を書いた人

園長先生
最新の投稿